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試飲販売 in 富楽里

10月27日、28日の2日間、道の駅『富楽里とみやま』ハロウィーンイベントに参加してきました。
外房御宿の山廃造りを極める『岩の井』岩瀬酒造が今年発売した『ちあうず』の試飲販売を実施。場所は、道の駅『富楽里とみやま』もちろんドライバーは試飲できません。
富楽里とみやま
日曜の午後から雨模様という事もあり、いつもの連休に比べれば、来客数は少ない様でしたが、それでも人気の富楽里とあって、大勢の人がイベント会場に立ち寄ってくれた。『ちあうず』は、チーズに合うお酒というターゲットを絞った純米酒。天然の乳酸菌を温度管理をしながら育て働かせる山廃造りのお酒。山廃のお酒は、もともとチーズとの相性も良く、特に『岩の井』の純米はそれが顕著で、私共も以前から『岩の井とチーズ』の抜群の相性を実感していました。
ちょうど富楽里の2階に出店している地元の近藤牧場さんが、ご好意で自家製モッツァレラチーズや、リコッタチーズを上手に料理して私共のブースに提供してくれたので、まさに食べ合わせの妙を、皆さんに感じていただけた。
『岩の井 ちあうず』 と 『近藤牧場 チーズ』
『ちあうず』500ml・300ml、そして旧三芳村蛍米研究会の皆さんが栽培されたお米(ひとめぼれ)を使った、『むらの酒』(特別純米酒)と、むらの酒に地元の梅を漬け込んだ『むらの梅酒』も同時に陳列し、千葉の地酒をアピール。
しっかりと造られた純米酒が、チーズやチーズを使った料理にとても良く合うという事が解り、和食だけでない日本酒の可能性、柔軟性が益々広がると確信できた日となりました。
 
今後試飲販売等のイベントがあるときは、事前にホームページで情報を掲載いたします。皆様のお越しをお待ちしています。
次回、試飲販売お待ちしております。

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栖重本店 社長の日記VOL,3

北条小学校の生徒さん(5年生)ご来店
 
学校の課外授業の一貫で仕事の現場を見学、仕事の内容などについての質疑応答という体験学習に、地元北条小学校の生徒さんが来られた。
なんで酒屋なのかと不思議な気もしたが又何を話して良いのか迷い(試飲をさせるわけにもいかないし)緊張しながら生徒さんを迎えました。ところが子供って凄いなぁーと、つくづく感じる楽しいひと時になりました。
小学生ご来店自然に発酵食品の話になりましたので、小泉武夫先生の『発酵は力なり』を引用しながら、生徒さんたちの質問に答えましたが、みんなチーズやヨーグルト、お味噌などよく知っていたのに驚きました。キムチを知っていた女の子は、お母さんが韓流ドラマのファンだからと、笑いを取っていました。
やがて「一日にお酒は何本売れるんですか?」とか、「一番売れるお酒は何ですか?」と質問は徐々に核心にせまって、痛いところを突かれ始めたので、私たち町の酒屋さんは、スーパーやコンビニエンスにお客さんをとられてしまって厳しい現状の話をする事に・・・。それじゃあどうすればいいのかというところにまで進んで、宣伝をする、外に売りに出る、ホームページを作るなどの打開策も提案され、最後は、「仕事をやってて良かったことは?」の質問で終了となりました。
勉強中生徒の皆さん、大人になったら純米酒を飲んでください。出来ればお燗で、そうすれば途中で話したように、お酒は「百薬の長」ですヨ。

小学生の皆さん、ありがとうございました。

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栖重本店 社長の日記VOL,2

応援の酒 冨玲 『生酛純米と蕎麦を楽しむ会 IN 蕪村居』(東京都 西小岩)

蕪村居
 10月23日(火)JR小岩駅 そばの名店『蕪村居』さんにて、鳥取の純米酒、梅津酒造の純米を楽しむ会が開催されました。梅津蔵元が、当日の仕込みを終え鳥取から駆けつけてくれました。
参加メンバーのほとんどの方は、蕪村居主人『沼尻』さんの打つおそばと、酒の肴の大ファン、しかも沼尻さんのすすめる『日置桜』『竹鶴』『神亀』を愛する至極の燗酒派。この夏、梅津さんがふらりとお店に立ち寄られたことがきっかけで、ご主人と意気投合、酒の会の企画となりました。梅津蔵元
『冨玲生酛純米』60%から始まって、80%そして『梅津の生酛』純米原酒へと、ひや(常温)とお燗の飲み比べをしながら蕪村居さんの料理を楽しみました。どのお酒も23BYの『ひやおろし』。梅津酒造の生酛は蔵付天然酵母で醸します。日本酒度、酸度ともとび抜けていますが、数字の割には飲み易く、甘味も感じ大好評。『ひやおろし』のためか含み香に、ブドウのような香りも感じます。ブルーチーズとも良く合いました。やはり思った通り、ひやよりも燗酒の方を皆さん好んでいた様です。チーズ
やがて19BYの『梅津の生酛』や10年超の古酒がオプションで・・・ドライフルーツの香りとか、はちみつ香などの感想も出て、生酛の熟成の面白さを堪能されたようです。最後に蕪村居さんの10割そばと、当日届いたという、北海道のそば粉を使った、かけそばを頂き、会はお開きとなりました。
 

梅津さん 沼尻さん ありがとうございました。
『梅津の生酛』(純米原酒)『冨玲の生酛』(加水版)私ますますはまってます。

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純米吟醸 末永利幸(一度火入れ)入荷! 

末永利幸 火入れ杜の蔵の名杜氏『末永利幸』さんが現役を引退するに当たり、持てる力を注ぎつくして醸す渾身の一本。初夏に出荷した生タイプに続いての第二弾、火入れ貯蔵、夏越し純米吟醸、これを逃すことはできません。
大手門純米吟醸シリーズをほうふつさせるやわらかな口当たり、凛とした優しく香る吟香とその含みの香りの素晴らしさ、ゆったりとした時の流れと造りの緊迫感を同時に感じさせてくれる、杜氏『末永利幸』締めくくりの一本です。
 
1.8L 3,800円(税別)
720ml 1,900(税別)
 
ご予約はお早めに、売り切れ御免

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注目!! 国産ワイン

◎エーデルワイン
宮沢賢次のふる里花巻市で創業50周年を迎えたワイナリー。地元大迫町のブドウ栽培者全員が、エコファーマーの認定を受けるなど、ブドウ作りからワイン造りに至るまでの熱意が結集し、今年国産ワインコンクールにおいて、東北勢では初めての金賞を受賞。どのワインも岩手の自然がぎっしりと詰まっているような、素朴でいて香味に溢れるワインを醸しています。
 
Asue(アスエ)
Asue
どこかNHKのテレビで流れる復興支援の歌『花はさく』を想い起こすラベルです。
地元栽培のツヴァイゲルトレーベを主体に、カベルネフランとロースラーを使用。ツヴァイゲルトレーベ特有のさわやかな酸味と香りが、とても好印象。アルコール11.5%にしては、厚みもあり、しっかりとした骨格を持つ、開栓後数日置いてもバランスの崩れない力強さがあります。
(一本につき100円の義援金付き復興支援ワインです。)
 720ml 1,500円(税込)
 


シルバー ツヴァイゲルトレーベ2009
シルバー ツヴァイゲルトレーベ 2009
 (赤) ミディアムボディー
第10回国産ワインコンクール(2012)金賞受賞(欧州系品種 赤)部門
アルコール13.5% ミディアムボディー 金賞受賞酒にふさわしい落ち着きと、バランスの良さ。ツヴァイゲルトレーベという品種は、寒い東北の地に適しているようで、香り、酸、ほのかな樽香と実にバランスの良く取れた味わい。
720ml 2,500円(税込)〈在庫僅少〉
 
よろしくお願いします。

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この秋おすすめしたい 純米酒(番外編)

『ひやおろし』ではありませんが、最近飲んで旨いと感動した純米酒をご紹介します。
 
 『日置桜 特別純米 青水緑山』 
青水緑山 
 原料米 山田錦 雄町 日本酒度+9.0
 酸度2.3 使用酵母 7号酵母 精米歩合60%
 
23BY玉栄の青水緑山は完売してしまったのですが、23BY山田錦と雄町を使った別バージョンです。野村屋本店の木曽さんと飲む機会があって、燗名人の木曽さんがつけた青水緑山を頂きました。軽快、辛口、含みの香り良し、まだ若さを感じ味のり半ばですが、すぅ~っとのどから胃腑へ引き込まれる様に素直な旨さを実感。皆さんに、こういうお酒を飲んでもらいたいと心から思えるお酒です。
 
1.8L 2,600円(税別)
720ml 1,300円(税別)

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この秋おすすめしたい 純米酒 2

第二弾は、おなじみ福岡県の『杜の蔵』より『独楽蔵 無農薬山田錦六十 特別純米ひやおろし 二年目の秋』です。
 
 『独楽蔵 無農薬山田六十 二年目の秋』
独楽蔵 無農薬山田六十 二年目の秋 
福岡県産山田錦(無農薬栽培米)60%精米
アルコール17° 使用酵母 9号酵母
 
がしっと、しっかりとした骨格を持つ力強さを感じます。一年半の熟成ですが、まだまだ堅く、渋く、もうひと夏熟成させてみては?と思うのですが、その分フレッシュで潤いのある香味です。杜の蔵のお酒は、優しくて、やわらかな旨味が特徴ですが、何年経ってもその酒質が崩れない芯の強さが真骨頂。お米の良さ、造りの良さが直に伝わる、凄い『ひやおろし』と感じました。
もう少し仕入れておけばよかった・・・
 
1.8L 2,560円(税別)
720ml 1,300円(税別)
 
コストパフォーマンスの素晴らしさもさることながら、食中酒としての意味合いを強く感じる最高級の晩酌酒です。ぜひご賞味いただきたいと思いますが、在庫がわずかとなっておりますので、お早めにどうぞ。

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この秋おすすめしたい 純米酒 1

長い間お待たせいたしました。久しぶりの更新です。
秋といえば『ひやおろし』もうひやおろしについての説明は省きますが、ひと夏の貯蔵ぐらいではまだまだ堅くて更に熟成させたいもの、思ったよりも味に深みが出て来ているもの等、いろいろです。ただ何となくではありますが、この時期手に取ってみたいのが『ひやおろし』です。
今年は、鳥取県の山根酒造『山装ふ』、梅津酒造『梅津の生酛』、福岡県の杜の蔵『無農薬栽培山田錦 二年目の秋』を紹介いたします。
まず第一弾として『山装ふ』、『梅津の生酛』をご紹介。
 
 山根酒造場 『山装ふ』
日置桜 ひやおろし 山装ふ
   鳥取県産山田錦60%精米 日本酒度+8.0   
   酸度2.1  使用酵母 7号酵母
   アルコール 15.6° アミノ酸度1.2
  
蔵人の『斎田泰之』さんが稲作の研修に出かけるという『杉山信一郎』氏の栽培する山田錦を使用。自然環境に恵まれた田圃で手塩にかけられたお米の良さが、もろに出ている味わいです。香味のバランスが実によく整っていて、酸も、深みも、申し分ありません。

1.8L   2,600円(税別)
720ml  1,300円(税別)

 梅津酒造 『梅津の生酛23/50』

梅津の生酛23/50
   鳥取県産山田錦50%精米 日本酒度+9.0
   アルコール19° 酸度2.0 蔵付酵母使用

鳥取県産山田錦を使い、自ら杜氏を兼ねて蔵付天然酵母で醸す伝統製法、生酛の純米原酒です。23BYから精米50%のものに挑戦。今年の酵母を蔵元は「なまけもの酵母」と名付けました。アルコール15°を過ぎたころから、だらだらと働きを止めずに長期間発行を続けるという事で、その分米も良く溶け味のりも早いようです。生酛による複雑な酸の旨み、お燗でのふくらみは、真から愛すべき味わいとなっています。
1.8L   4,200円(税別)
720ml  2,100円(税別)

梅津さんの生酛では初めて嗅ぐような、ブドウにも似た立ち香を感じました。初々しい酸と複雑な旨味が、冷やでも充分に感じられついつい盃が重なりました。確実に面白い味わいです。冷やで飲むときはぜひワイングラスでお試しいただきたいと思います。 

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日置桜 山根正紀社長 来店

栖重本店 社長の日記VOL.1
 
山根社長 来店6月9日
酒米の力を追求し「醸は農なり」「完全発酵」の酒造道を突き進む『日置桜』の山根酒造蔵元、山根正紀さんが南房総館山まで足を運んでくれた。前日、酒の会のイベントがあった千葉市から、レンタカーで来られたが、梅雨空で楽しみにしていた房総の景色は満喫できなかったようだ。また千倉町にある野村屋本店に行かれ、日本酒担当の木曽さんに会い、その後私共の店に。木曽さんは『生酛のどぶ』『鯉川』と同じく『日置桜』にも熱心に取り組んでいて、山根さんに会うことをとても楽しみにしておりました。
 
私どもの店でしばらくの酒談議の後、お食事処『まさき』で会食。21BYの日置桜『強力純米大吟醸』で乾杯の後『青水緑山』、『山滴る』を房総の魚と一緒に味わった。山根さんは、しきりに館山のお刺身を「旨い、旨い」と誉めてくれる。いつの間にか、燗酒ばかりとなり、木曽さんが「生酛雄町」を手に駆け付けてくれて、実に楽しい宴席となった。日置桜と楽しいひととき
スマートでクールに見える山根さんが、これほどの飲み手だったとは、改めて『日置桜』を取り扱って居る事の大きな喜びを感じた一夜でした。
山根さんに感謝。

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日本酒でおいしい梅酒を造ろう。

梅ちゃん日本酒で梅酒を造りませんか?
果実の酒用清酒『梅ちゃん』が、冨玲でおなじみの『梅津酒造』より入荷致しました。
 
一般に梅酒用の酒というと、アルコール35°前後の焼酎という認識があると思いますが、『梅ちゃん』はアルコール20°の日本酒です。(もちろん純米造り)そのため付け上がりのアルコール度が10~12°前後です。(体に馴染みやすいアルコール度数)ですから、アルコールは決して高くないのに、梅のエキスが濃く、旨味のしっかりした梅酒が出来上がります。(35°で漬けると20°前後の付け上がりで、水などで割って飲まないときつい、よって旨み等薄まる)また、純米造りで米の旨味たっぷりの日本酒ですので、米の旨味が梅のエキスをやさしく包み込み、まろやかな梅酒に仕上がります。雑味がなく、体にいいなと感じさせてくれる素性の良い梅酒ができますよ。(毎晩少しずつ飲みたいと感じます)
私がいろいろな方に聞いたところによると、青梅で梅酒をつける方が多いようです。ぜひ『梅ちゃん』ご使用の際は、完熟梅で漬けてください。完熟梅は梅の持つ良いエキスが溶けやすくまろやかな味わいに仕上がると感じます。付け上がりの梅もとってもおいしく召し上がれますよ。
 
一昨年、昨年と我が家でも『梅ちゃん』で梅酒を造りました。特に昨年は、『梅ちゃん』と相性抜群の鳥取県産の完熟した、野花(のきょう)梅で漬けました。きれいなオレンジ色で、驚くほど大ぶりな野花梅はまるで、千葉の特産物『びわ』を思わせるような圧巻の梅でした。
蔵元が完熟の漬け頃に、クール便で送ってくれる野花梅、少々値段はかかってしまいますが、本物の美味しさを求める方にぜひ。
 野花梅(ノキョウ梅)
  

長々と書きましたが、これでおいしい梅酒を造る準備ができました。今年は、ぜひ『梅ちゃん』(日本酒)でおいしい梅酒を造りましょう。
『梅ちゃん』に、おいしい梅酒の漬け方の冊子がついておりますので、初めて造る方もご心配なく。また野花梅をご希望の方は、お手数ですが要相談でお願いいたします。(数量の問題があり、なおかつこだわりを理解していただける方に販売したいと考えております。)
 H23年 梅ちゃん
 
果実の酒用清酒『梅ちゃん』 1.8L 2,500円(税別) よろしくお願いします。 (栖重小売部にて去年漬けた梅酒の試飲可能です。興味のある方はぜひ)
 
余談ではありますが、冨玲をはじめ、燗上がり系のこだわり蔵元『梅津酒造』の『梅ちゃん』ですので、出来た梅酒をお燗(45~50℃ぐらい)すると最高です。ぜひご自分で造ってお試しください。

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