当店のこだわり

当店のこだわり

栖重本店の紹介と当店のこだわり

栖重本店(スジュウ)は、千葉県房総半島の南端、館山市にある酒屋です。
館山市は、東京湾の入口に位置し、鏡の様に静かな海面の鏡ヶ浦を隔てて、三浦半島を間近に望み、晴れた日には富士や伊豆の天城峠をくっきりと仰ぎ見ることができます。君津市を南に下り、富津市から館山を経て、南房総市に到る東京湾岸沿いは、「内房」と呼ばれ、時に(夕暮れ時などは)神々しい程の景観を見せる、自然に恵まれた温暖な地域です。

鏡ヶ浦海岸 私共の会社は、小さな地場の問屋を兼業し、家族と四人の従業員で営業して居ります。
この度、ホームページで紹介させて頂く≪小売部≫リカープラザ栖重の店舗は、館山市の市街地に在り、市役所、警察署、消防署が並ぶ通りに面した南町交差点、末吉印房(はんこ屋)さんの隣にございます。創業は、明治初年、現在六代目となるヒゲの専務と、その祖母が店番、酒類専門店を目指して方向転換、スタートを切ったばかりの新米酒屋です。
「身体と心にやさしいお酒あります」をお店のテーマに、心身の疲れをほぐし、食事を美味しく、又楽しく引き立ててくれるお酒の素晴らしさを広く伝える事で、お客様の健康的な食生活に寄与する事を目標としています。
アルコールは、過ぎれば害にもなります。しかし又、「酒は憂いを払う竹箒」とも言われます。清濁併せ持つお酒の取扱いには更に自覚をしなければなりません。そうした意味からも、私共は、日本酒、特に『純米酒』に力を入れて居ります。日本のお米と清らかな水だけを原料に、麹や酵母の働きによって醸される純米酒は、これ以上安全で健康的な食品はない、といっても過言ではありません。しかも、お燗をすれば、より旨味の成分が顔を出し、飲みすぎる事も少なく、日本酒でしか味わう事のできない、独特の和やかな酔いの境地に到ります。「酒は純米、燗ならなお良し」は、有名な故上原浩酒造技術顧問の言葉です。私共、取扱いの純米酒は、この言葉を基に、日本酒本来の在り方を求めて、純米酒造りに研鑽する酒蔵から醸し出されています。
 日本酒以外の商品についても、取扱いに対するベースは同じです。良い素材を選び、余計な副原料・添加物などは使わずに、食文化に沿ってしっかりと造られた商品を選びました。
ビールにしろ、本格焼酎、ワインそして基礎調味料等に対しても、思いは共通しています。
 私自身、しっかりと造られた純米酒を飲むようになってからは、頭が痛くなるなどの悪酔いはなくなりました。麦芽100%酵母無ろ過の銀河高原ビールと出会ってからは、日本のビールにはなかった旨味や香りを味わい、その上、胃腸が整ったという実感を持ちました。又、本当に良い味醂を使えば煮物は数段おいしくなり、砂糖にはない上品でやわらかな甘味が出て来ます…。
 素材を厳選し、人手をかけて、丁寧に造れば、機械で大量生産され、大量物流する商品に比べてどうしても価格は上がります。厳しい経済状況の昨今、いくらか高くなってしまう商品をご紹介することは、心苦しくもありますが、後々の健康を考え、料理を一層おいしく食事を楽しくしてくれることを思うと、過ぎた贅沢とは思えません。皆様方が純米酒との出会いから始まって、日頃のお酒選び、食材選びに進まれ、そしてそれが、健康でこころ豊かな生活に繋がれば、私共の大きな喜びです。

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