個性を醸す蔵だより更新しましたので、連動して新酒のご紹介を2点。
“素性の良さが光る新酒の生酒”
杜の蔵 純米吟醸生酒 『末永利幸杜氏』
原料米 福岡県産山田錦50%精米 アルコール16°
酒造りに携わって58年、杜の蔵杜氏を任されてからは38年の永きにわたり、酒造り一筋に励んできた末永杜氏が、現役を引退されるにあたり、ひと区切りの一本として仕込んだ渾身の純米吟醸酒。
この筑後の名杜氏の口癖は、「飲んでくださる皆さんの顔を思い浮かべて・・・」でした。酒米を両手で掬うラベルの絵がすべてを物語っています。
純米吟醸しぼりたて生酒 限定出荷です。
1.8L 3,800円(税別)
720ml 1,900円(税別)
梅津酒造 『梅津の生酛 23BY 80% 純米生原酒』
原料米 鳥取県産山田錦 80%精米 アルコール19.3°
日本酒度+12 酸度3.1 酵母は天然酵母(蔵付酵母)
梅津さん生酛は、何か一つの壁を乗り越えた感があります。日本酒度は、プラスに切れにきれ、酸度も高く、アルコール度もほぼ20°と途方もない個性ですが、酵母や菌が力を出し切って働ききった形跡がにじみ出ていると感じます。硝酸還元菌や、乳酸菌の醸し出したものでしょうか?複雑な旨みと酸、その中に息づく甘味等。
この23BY生酛生原酒、今年の酵母の働きがアルコール16°を過ぎたあたりから突然、醗酵が穏やかになり、それでいて止まらずゆっくり醗酵が続くので“なまけもの酵母”と蔵元が命名しました。「その分、米がよく溶けて日本酒度の割りに柔らかく甘く感じます。」とコメントにありますが、まさにその通り。何とも旨い新酒です。もちろんお燗もおすすめです。
1.8L 2,570円(税別)
720ml 1,285円(税別)
よろしくお願いします。